大塚・巣鴨のバレエは「Hiromi Ballet Studio (ヒロミバレエスタジオ)」

先日、現役ダンサーでもある芸術監督タマラロホさんが率いるイングリッシュナショナルバレエの日本公演を鑑賞してきました。イギリスでは、ロイヤルバレエに並ぶほど旋風を起こしている今話題のバレエ団です。

演目は、コッペリア全幕と海賊全幕でしたが、私は海賊を観に行ってきました。今回、主役のメドーラ役アリーナコジョカルさんを見るためにチケットを取ったのですが、まさかの2ヶ月前にご懐妊のため日本来日が出来なくなったとのお知らせが入り、サンフランシスコバレエ団プリンシパルのマリアコチェトコワさんが急遽の代役になりました。怪我でよく来れなくなることが多いみたいなのですが、そんなおめでたいお話なら、ファンも大喜びですよね。
ご本人からも日本のファンに向けて素敵なメッセージを送ってくれました。
「この夏にイングリッシュナショナルバレエの来日公演に出演することがかなわず、大変残念に思っています。日本の観客席のみなさまの前で踊ることはいつも喜びであり、大切に思っています。私は今人生の新たな1ページを楽しみにしつつ、日本で踊れる機会を心待ちにしています。アリーナコジョカル」
さて、話は戻りまして、この海賊のお衣装のこだわりは目を見張るものがありました。実際に楽屋へ行って間近で衣装を見たという友人からは、細部までかなり拘っていて、実物は豪華絢爛だった言ってました。美術も映画バットマンを手がけたデザイナーが携わり、地中海の異国のエキゾチックさが表現された華やかな舞台でした。

また、イングリッシュナショナルバレエは、日本人が何人もダンサーとして在籍しており、今回の配役でも加瀬栞さん、金原里奈さん、康千里さんが大活躍されておりました。

主役メドーラのコチエトコワさんの技術は、もちろんのこと日本公演で舞台上でプリンシパル昇格となったセザールコラレスの回転とジャンプ力ときたら、世界一!だと唸るほどでした。あそこまで鍛え抜いて正確でダイナミックな踊りは見たことがありませんでした。

今回は主役が誰だか分からないほどの盛り上がりで、会場中が常にどよめいていました。

そして、最後のカーテンコールでは、43歳とは思えないミニスカート姿のタマラロホさんまで舞台に呼ばれ、現役バレエダンサーの洗練されたボディと若さをひしひしと感じたのでした!

生徒達にも夏休みなど時間があるときに、生のバレエ公演を観につれっていただき、そのスケールを存分に味わってレッスンに繋げてもらいたいと思います。

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